たとえば 見えない 雨の中の雨

この作品は、入力された言葉を、音、文字の形、反復、欠落、語や文字のまとまりと関係といった複数の構造として読み取り、一枚の詩へ変換します。

あらかじめ用意されたデザインに言葉を当てはめるのではなく、言葉から得られた特徴を、反復する、分かれる、消える、集まる、離れるといった操作として実行し、その結果として紙面を生成します。

同じ言葉からは、いつも同じ詩が生まれます。生成の違いは偶然ではなく、入力された言葉そのものの違いから生まれます。

本作を考えるうえで、コンクリート・ポエトリー、とりわけ新國誠一による視覚詩の実践を参照しています。言葉を意味の伝達手段としてだけでなく、文字の形、音、配置、反復、空白を含む素材として扱うその問題意識を踏まえつつ、本作では語や文字の関係の解析と字形の計測を通して、現在の計算環境から別の方法を試みています。

ことばは十六字まで。読みを指定するときは「子供の城(こどものしろ)」のように括弧で添えます。

字体
Noto Sans JP・Noto Serif JP(SIL Open Font License 1.1)
制作
Yuki Sunaga